■秋山新監督会見内容
「王監督とこういう席に立つのは、6年前に僕が引退する時こうやって座ったなという思いがあり、そういう面では不思議な感じがします。
先日、球団の方から「王監督のあとの監督を受けてくれないか」という話が来まして、その時は重責の重さに不安でしょうがなかったです。
ただ、ホークスというチームはここに移って来た(移籍した)時から慣れ親しんだチームで大好きなので、まずその好きだというチームを何とかしてあげたいなという思いでこの監督を引き受けようと決意しました。
王監督と14年間一緒にやってきましたが『王イズム』とはどういう事かと考えましたけど、『勝つ為には何をすべきか』という事が大前提で、『勝つ』という事は優勝を目標としながらやっていかなければいけない。
孫オーナーも『世界一のチーム』作りというものを目標にしてこられています。
その目標を達する為にはどうしたらよいか...。
やはり、選手個々の目標・目的意識が上がってこない事には強いチームにはならないと思います。
そういう面では若い選手を目標・目的意識を高めながら強いソフトバンクホークスを作っていきたいという思いで立っています。
その目標を達成する為に、昨日王監督から「自分に勝て」「自分自身に勝て」という言葉を最後に掛けられました。
目的意識を持っていく為には、苦難や妥協をする事もあると思いますが、最後は自分自身に勝ってそれを打ち消して目標を達成する。
そういう最後の一言が心に残っています。
自分も自分自身に勝って、このチームを何とか良いチームにしたいという思いで一生懸命これから頑張っていきたいと思います」。
■王前監督会見内容
「今年の後半のホークスの戦いを皆さんにも観ていただいているのですが、こういうチームを秋山新監督に引き継いで貰わないといけないという大変心苦しい気持ちで一杯です。
やはり、次期監督は秋山君にとは思っておりましたが、もっと良いチーム、もっともっと勢いのあるチームという状況で上手くバトンタッチが出来るだろうと、そのように考えていたのですが、私の体調の事もあり、チームの急降下という事でこういう形でバトンタッチをする事に責任を感じています。
私としては今度拝命している肩書きのもとに、現場が勝利に向かって活気に溢れているように、自信を持ってグラウンドに臨めるようなチーム作りという所へ少しでも自分の力が役に立てればなと...。
特に今年の戦いからは、かえってこういった結果に終わったが故に先がはっきりどうすべきであるかという事が明白になったと思います。
そういった意味で、自分の出来る限りの事をして秋山監督の少しでも力になれるように...
チームの中というのは競争が厳しければ厳しいほど選手は成長すると思います。
チーム内の競争を今年に比べ2倍3倍の競争の激しい...相手の投手、相手の打者との勝負よりも自分と同じポジションの人との戦いの方が厳しいんだというような『戦力補強』と選手達の危機感を盛り上げられるように頑張って行きたいと思います。
もう一つは、ホークスが福岡に来て20年になります。私が14年やりましたので色々長くて『王イズム』等言われますが、やはり秋山監督には『秋山カラー』を出して自分の思いを素直な形で勝負に出して欲しいと思う。
私が長かったので私のカラーとか何とかという風な事に余り気を遣わないで、自分の秋山イズム・秋山カラーというものを前面に出すんだという強い気持ちを持って取り組んで欲しい」。
会見場:JALリゾートシーホークホテル福岡/2008.10.8